ROAST STORY
自家焙煎のお話

準備(イメージ)

準備(帯)
農作物である珈琲豆の中には、味や香りを損なう原因となる欠点豆が混入している。丁寧な手作業により欠点豆を取り除き、高温多湿を避け保管してある。3kgの生豆を計り、焙煎室へ運ぶ。
焙煎機は釜を充分に温め、豆を投入する最適なタイミングを待っている。

投入〜蒸らし(イメージ)

投入〜蒸らし(帯)
~直火式 5kg釜焙煎機~
火の入れ方で直接的に味を左右するタイプの焙煎機である。
いよいよ焙煎のスタート。生豆を投入すると、釜の中の温度は急激に下がる。約3分間「水分抜き」を行い、弱火で水分量のバランスを揃える。
その後は「蒸らし」。弱火でじっくり時間をかけることにより、豆の足並みが揃い、ふっくらとした艶のある豆となる。豆の色は濃緑色→薄緑色→白色→黄色→肌色へと、少しずつ変化していく。

焼き(イメージ)

焼き(帯)
温度・豆の色・暗闇。全てが最適な状態で作業は焼きに入る。更に熱を加えられた豆は、薄茶色に色づき、ふくらみはじめる。これが第一段階の終了である。豆がパチパチと音をたて、一度目のハゼがはじまる。香ばしい香り、豆たちが美しい焦茶色に色づきはじめた。

本焼き(イメージ)

本焼き(帯)
豆を投入し、20分を過ぎる頃、更に釜の温度が上がる。いよいよ本焼きだ。釜を更に熱くする。二度目のハゼる音が、パチパチと高らかに鳴る。豆は艶やかにふくらみ、芳醇な香りが焼き上がりを告げる。

釜出し(イメージ)

釜出し(帯)
豆を釜から取り出す。豆ごとにそのタイミングは違う。それぞれの豆がベストな状態で取り出されるためには、最大限の集中力が必要とされる。豆の色と香り、釜の温度。ストップウォッチを片手に五感を研ぎ澄ます。そして煎り止め。豆の焼きが進まぬよう、一気に冷却する。こうして芯残りや煎りムラのない、フル・シティ・ローストの珈琲豆が焼き上がった。

テイスティング(イメージ)

テイスティング(帯)
焙煎後に出る欠点豆を手作業で取り除く、2回目のハンドピックを行う。焼きたての珈琲豆は強いガスを発するため、焙煎室で寝かせる。1~2日後、味が落ち着き、なじんでくる。
・Fregrance…香り  ・Aroma…芳香  ・Sweetness…甘味
・Acidity…さわやかな酸味  ・Flavor…風味
・Body…コク  ・Aftertaste…後味
全てにおいて納得のいく珈琲だけが店頭に並ぶ。

ロースト・カフェのこだわりは、お客様の ”美味しい”のために…